毎年７月海の日の三連休になると、私は秋田県南部の美しい町「象潟」に出向く。芭蕉が奥の細道で歩いた最北端の地だ。
日本海と鳥海山に抱かれたこの町で、全国から３００人出場、１８００人ものボランティアが集まり、トライアスロン大会が開催されるのだ。もちろん、私の体型を考えてもらえば分かるように、私自身が出場するわけではなく、「応援」「激励」部隊である・・・。

　今年もいつも通り参加したが、今年はさすがに少々状況が違った。国会閉会後の７月、私は外務副大臣としてそれこそトライアスロンのような日程をこなしている。

　７月１日から４日に北京とモンゴルを訪問。４日に帰国した成田空港でドミニカ共和国の大統領をお見送り。

　ウィンブルドンテニスを深夜に見てベッドに入ったところ、翌５日朝４時、北朝鮮のミサイル発射で緊急招集。そこから７月１６日朝の国連決議採択までは、時差のある国々との電話会談を含め昼夜なく働く外務省の皆さんと苦労を共に。

　決議採択となった１６日夜、関西空港からクウェートへ出発。額賀防衛庁長官とともにイラクから撤収する陸上自衛隊の最終部隊を出迎え。今後のイラク支援体制を確認し、クウェート政府に協力を依頼した。

　１９日夕刻に帰国し、そのまま飯倉公館へ。パナマの副大統領兼外相をお迎えし、夕食会を主催。

　２０日は秋田市土崎港のまつりのため、日帰り帰秋。１５：５５羽田空港着で再上京の後、２件のお客様と３件の夕食会。夜１２時過ぎに宿舎についた。

　２１日金曜日、都内において我が事務所主催の政策勉強会を開催。田中均前外務審議官をお迎えする。２ヶ月も前に決めた講師だったが、とても良いタイミングだった。

　そして、今日２２日は土曜日。朝の飛行機で秋田入り。秋田市内の幼稚園フェアに出席。私には目もくれず一心不乱に遊ぶ子供達に癒される。昼食は秋田県生協連合会の皆様と法改正に向けて勉強会。厚生労働部会長時代からの縁だ。

　そして今、６時からの秋田市内の地区後援会まで３時間の休憩時間。母親の見舞いに行こうか、マッサージでも受けようか・・・
秋田と日本と世界のトライアスロン競技の中、つかの間の給水所にいる気分だ。