外務副大臣ニュース

 

★出張報告 コロンビア・モロッコ訪問

 金田副大臣は、8月6日から10日まで コロンビアとモロッコを訪問した。コロンビアでは、アルバロ・ウリベ・コロンビア大統領の就任式に日本政府代表・総理特派大使として出席した。
また、モロッコでは、ジェットゥ首相、アズーレイ国王顧問と会談をおこなった。それぞれの概要及び今次訪問の評価は以下の通りである。

1.コロンビア

  @.ウリベ大統領への信任状捧呈(8月7日)
    ウリベ大統領より、これまでの日本の支援に対し謝意を表明、今後更なる二国間関係の
   緊密化、日本からの貿易投資の拡大に期待を表明するとともに、コロンビアの投資環境の
   改善に取り組む旨表明。
    金田副大臣からは、ウリベ大統領再選に対し、祝意を表し、国内平和及び経済社会の安
   定への努力への期待を表明した。    

ウリベ大統領への信任状捧呈
 

信任状は、天皇陛下の御名御璽、小泉総理と麻生大臣のサインが入ったもの。
 

  A.ウリベ大統領との会談(アラウッホ外相同席)(8月8日)
    金田副大臣からは、昨日のウリベ大統領の熱意あふれる信任演説に感動したと述べ、
   今後ウリベ大統領の強いリーダーシップを発揮することを期待する旨発言。また、わが国は
   「平和の定着支援」、「両国経済関係の強化」、「国際場裡における協力」を方針として、引き
   続きコロンビアとの関係を発展させていきたい旨表明。
    ウリベ大統領からは、これまでの日本の支援に謝意を表明と、継続的協力への期待を表
   明。また、日・中南米関係に多大な貢献をされた橋本龍太郎元総理の逝去に関し、哀悼の
   意を表する発言があった。
    同席したアラウッホ外相は、コロンビアの治安情勢は改善してきているとの認識を示し、
   両国間の人的交流・経済交流の更なる活発化を目指すため、日本政府の協力を要請。

             就任直後のウリベ大統領との会談は、わずか1日半の滞在の金田副大臣と
             会うために大統領が地方公務から急遽戻った空港内で。

 

ウリベ大統領と

 

アラウッホ外務大臣と

      B.サントス副大統領との会談(8月7日)
    金田副大臣より、昨年4月のウリベ大統領
       訪日に触れつつ、両国経済関係拡大のため
       コロンビア政府による投資環境整備や治安
       面での取り組みへの期待
を表明、さらに、
       保理改革へ向けた取り組みにおける建設的
       対応
を求めた。
    サントス副大統領は、日本の「草の根・人間
      の安全保障無償資金協力」を通じた小学校建
      設や地雷被害者等に対する支援に対し謝意
      を表明したほか、紛争被害者支援やコロンビ
      アのAPEC加盟につき日本の協力を得たい旨
      要請。ウリベ第二期政権を世界経済に乗り出
      す4年間としたい旨発言。


 






   


      サントス副大統領と。大変魅力的な人物で、
        個人的に大好きになりました。

 

   

  C.草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式(8月8日)
    金田副大臣は、クエルボ文化大臣との間で5件の児童図書館建設に関する草の根・人間
   の安全保障無償資金協力の贈与契約への署名をおこなった。クエルボ文化大臣より、わが
   国支援への謝意が述べられた。 

クエルボ文化大臣と草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式
 

2.モロッコ

  @.ジェットゥ首相との会談(8月10日)
     金田副大臣より、昨年のモハメッド6世国
   王の国賓訪日後、本年度が二国間外交関
      係樹立50周年の慶節年
に今次訪問が実現
      した旨紹介し、両国間の関係の更なる発展
     に努力したい旨述べた。
    また、金田副大臣より、最近の「マラケッ
      シュ・アガディール間高速道路建設計画」、
      「第二次地方村落妊産婦ケア改善計画」等
      のわが国の対モロッコ経済協力は、モハメッ
      ド6世の「人間開発イニシアティブ」にも合致
      すること、今後もモロッコの改革努力を援助
      していく考えを述べた。 
    これに対し、ジェットゥ首相より、日本は隣 国のように大変親近感を感じていること、また、
     日本の経済協力に対し繰り返し謝意が述べられた。
  

   A.アズーレイ国王顧問との会談(8月10日)
    アズーレイ国王顧問より、日本企業によ対
   モロッコ投資拡大について強い期待が示され
       対モロッコ投資拡大に向けた方策等について
       意見交換をおこなった。

       

  B.「第2次地方村落妊産婦ケア改善計画」E/N署名式(8月9日)
    金田副大臣は、エル・アラミ経済総務特命大臣との間でわが国の無償経済協力案件
   「第2次地方村落妊産婦ケア改善計画」交換公文署名式をおこなった。    
 

  無償資金協力署名式。モロッコの妊産婦死亡率は日本の30倍。少し背中を押すだけで多くの命が救われます。
  現地ではJICAの職員等たくさんの日本人がモロッコの人と心を同じくして力を尽くしています。

 

エル・アラミ経済総務特命大臣
 

3.その他

  左翼テロと果敢な戦いを続けるウリベ第二期政権の
  船出に、首都ボゴタは厳戒態勢。大統領就任式の
  模様は撮影不可。

 

現地プレスの熱烈取材を受けて

               海抜2600メートルの高地ボゴタは、緑とオレンジのコントラストの
               美しい街でした。
     

               モロッコでも多数のプレスが詰めかけて、日・モロッコ外交関係樹立
               50周年にあたっての金田副大臣の訪問につき取材が行われました。

 

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