理想と現実

2009年 4月 3日

北朝鮮が「人工衛星」だとして、ミサイルの発射準備を進めている。明日にも発射の可能性があるという。

日本海に面する我々秋田県民は、拉致問題をはじめとして、いろんな面で北朝鮮の脅威を身をもって感じざるを得ない。
連日の報道で周知の通りだが、我が秋田県沖から、国土の上空を飛んで太平洋側に達するというのだから穏やかではない。
日本海にはイージス艦、男鹿半島・秋田市には自衛隊のPAC3が配備されたし、県庁はもちろん各市町村でも危機連絡室を設置するなど、新年度が緊張をもってはじまっている。入学式を控えた学校だってそうだ。

外務副大臣だった2006年7月にも、北朝鮮のミサイル発射があり、情報収集や国連安保理への働きかけ等で、日夜睡眠不足だったことを思い出すが、当時の麻生外務大臣の譲歩しない外交姿勢を目の当たりにしたことも記憶に新しい。

もちろん冷静な対応、外交努力を尽くすことが最優先であるとしても、国際社会の現実は決して甘くない。
国家として「国民の生命と財産を守る」ための手段を周到に準備しておくことが、 最低限の外交交渉の手段の一つでもあり、国の責務だ。
 

 理想と現実のはざまで右往左往するのではなく、「世界平和」という高い理想を決して忘れることなく、一方で現実をしっかりと見据えた政策をとる、そしてその政策を国民一人一人がしっかりと理解できるよう、訴えかけていくのが政治家の仕事だと改めて思っている。

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