近況報告

2011年 5月 1日

東日本大震災から早50日。今もなお、最愛の家族との再会も果たせず、不便な避難所生活を余儀なくされている方々が多くいる中、私たち一人一人が、募金、節電、救援物資の確保、自分のできることを精一杯やることが、復興に向けて大切なんだという思いを強くしております。私も、党本部等と連携をとりながら、何ができるか真剣に考える日々です。

国会では、緊急復興のための第一次補正予算審議が行われています。一刻も早く被災地に予算を届け、何より、迅速な執行が求められるということは、仮設住宅の現状を見ても明らかです。

政治は、国難の際、あらゆる資源を最大限使って危機を乗り切ることを求められます。残念ながら現政権は、人を使う、組織を動かすという面では十分とは言えません。多くの人々の人生がかかっているこの貴重な一時一時を無駄にしたくない・・・霞が関で22年、永田町で14年余り仕事をしてきた私は、歯ぎしりを禁ずることができません。

私事で恐縮ですが、自分自身の近況をお伝えします。3月10日に軽い脳出血を起こして以来、左半身感覚障害のため、最初は車いすを使うことがほとんどでした、思考に問題がない分、自分が一番働かなけれればならない時に病院にいるということで、焦りやくやしさで一杯になることもしばしばでした。

徐々に支えながらの歩行訓練を続け、外を歩く練習も重ねました。根性と執念で生きてきた人生そのままに、やはりやや無理をしすぎる傾向があるのか、夜になると関節が痛かったりして、別の意味での悔しさを感じます。

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この間も、先輩、同僚議員と携帯電話で頻繁に連絡をとり、また、地元からも様々なお話を聞き、自分にできる仕事、スタッフが代わりに飛び回って解決できる仕事と、できる限り働くことを旨としています。病室はスタッフが随時報告に訪れ、臨時議員会館のようになっています。

4月29日に一時帰宅が許され、議員宿舎に戻りました。この間、女房には今までにも増してとてつもない苦労をかけてしまいました。反省もし、感謝もしているのに、かける言葉も出ませんでした。議員宿舎の部屋に入ると、体調がおかしいと感じた3月10日の朝のことを思い出し、あまり気分のよいものではないことも知りました。

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         (4月29日 一時帰宅した議員宿舎フロントにて)

この調子であれば、予定通りの日程で政治活動への完全復帰が可能だと思います。是非、皆様と直接お話ししたいと思っております。

何かありましたら、いつでも事務所にご連絡下さい。
精一杯頑張ります。

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平成23年5月1日
病室の机はいかにも狭いと思いながら。

金 田 勝 年

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