2011年 6月

内閣不信任決議案

病院からの一時外出を許され、6月2日に行われた、党両院議員総会・代議士会、内閣不信任決議案採決の本会議に出席しました。

菅総理のこれまでの震災・原発対応をめぐっては、被災者が安心し希望を持てるようなスピーディーな対応が十分にできておらず、情報も二転三転し、役所組織を動かす力量も見えません。総理としての資質、指導力の欠如は目に余るものがあります。

国難のこの時期において、国益と、一日も早い被災地の復旧・復興を考えれば退陣要求は当然です。なぜなら、速やかに体制を立て直し、あらゆる総力を結集して取り組まなければならない状況だからです。

政権延命のために与党内での対立や与野党対立を新たに生むようでは、真の国民の信頼が得られる対応や指導力の発揮は難しいのではないでしょうか。今後一段と厳しいチェックが必要となります。

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衆議院議員として、内閣不信任決議案の採決は最優先課題であり、めったにない緊張するシーンでしたが、スムーズな登壇、投票をすることができ、事実上の政治活動復帰となりました。

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久しぶりに会った仲間たちから「元気そうだね」と声をかけられて・・・

2011年 6月 4日

ご報告

大震災の傷も癒えぬ中、季節は巡り、日に日に緑濃くなって参りました。

さて、私こと、3月の入院以来、皆様には多大なご心配をお掛けしましたこと、心よりお詫び申し上げます。お蔭様でリハビリも順調に進み、この度6月8日に退院、政治活動に本格復帰することと相成りました。

これまでの病院での治療とリハビリの日々は、東日本大震災や統一地方選の時期でもあり、国会や地元から離れていること自体に無念の思いを感じ続ける、非常に苦しい毎日でした。

家族や事務所スタッフの献身的な支え、たくさんの方々からの心温まる激励により、自分にできること、自分がやるべきことを、常に考え最善の努力を尽くして、今日を迎えることができたと思っています。

大震災直後、ガソリンや家畜飼料の供給が滞った県内。病床からの電話で、各々関係機関への働きかけなどを重ね、一定の解決を見た問題もありました。一方で、被災者の生活再建やガレキの処理、仮設住宅の建設など、被災地を中心とする復旧・復興に向けての課題は、我が県においても今後同時に、知恵を出して解決への道筋を立てていかねばなりません。

この春、この上ない悲しみと試練に直面した私たち東北の人間は、他人には測り知ることのできないこの傷を、これから長い時間をかけて、互いに癒し励まし合って歩んでいかねばならないのだと考えています。

病を患って、もどかしいほどに一人の人間としての弱さを知りました。また、それでもなお強く生きていくということに大切さも身をもって感じています。

しばらくは、杖を使用しての歩行となりますが、幸いにして思考と言語能力は変わりなく、残されたこの命すべてをかけて、これまで霞が関・永田町で37年間、公務一筋で培ってきたものをしっかりと、地元秋田のため、公のため活かしていきたいと決意を新たにしております。どうか、今後とも変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

今後、国会の推移を見ながら、各地域で順次報告の会を開催させて頂きます。直接お目にかかり、親しくお話しさせて頂けることを心から楽しみにしております。

末筆ながら、時節柄くれぐれもご自愛下さいますよう、またご家族皆様のお幸せを心よりお祈り申し上げ、御礼と退院のご報告に代えさせて頂きます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 衆議院議員 金 田 勝 年 拝

2011年 6月 2日


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